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■■■■■──終焉と再生

【秘匿指定コード:CONFIDENTIAL — TYPE 13】

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GRIM OF THE DEAD
DEATH──死と再生の忌名

「歓喜なさい。“死”が貴方を迎えに来たわ」

「死神」として顕現した際の姿

資料番号:VIS-05089 「死神」として顕現した際の記録。周囲に見える光条は虐殺棺具の残光と推定され、 通常の観測機器では正確な輪郭を捉えきれない。

正式名称擬人生物型対恒久半敵性霊体「死神」
体長1m63cm
種別II型(生物種族)/半エネミー
エネミーレベル不明
個体名
グリム・タナトフィリア
概要

本個体は、神霊土体「敵界」のバグポイントの一つとされる完全封鎖都市裏ロンドンにおいて 出生が確認された半エネミーであり、死の近縁種そのものと分類される。

出生の経緯は、かつて裏ロンドンに滞在していた稀人が死霊種と関係を持ったことに起因すると 推定されており、当該個体は禁忌の落胤として記録されている。これが【DEATH】のアルカナを 冠するS級フィクサー、グリム・ネームレス――正確にはグリム・タナトフィリアの正体である。

RELATED FILE — LOCATION

「裏ロンドン」― 地誌記録を参照

本個体の出生地に関する機密文書。常時濃霧に閉ざされた完全封鎖都市の記録。

来歴

出生の理由が不明のまま単身で裏ロンドンに放置された経緯が確認されている。当該個体には、 既に死体である状態を保ちながらあらゆる病理及び生命の危機に適応するという規格外の能力が 先天的に備わっていたが、これをもって裏ロンドンが個体にとって安全な環境であったとは言えない。

魔女の時間の及ばない裏ロンドンの環境は、当該個体にとって過度に静穏であったと記録されている。 この状況を打開するため、個体は長期にわたる準備の末、裏ビッグベン(死者の塔)の番人への 接触を決行した。目的は、裏ロンドンには存在し得ない生の実感を得ることにあったと推定される。 苦難の末に塔を制圧し表の世界への脱出に成功。

以降、裏ロンドンで得た遺留品の売却及び独自のエネミー討伐により生計を立てていたところ、 フィクサー協会の関知するところとなり、現在に至る。

なお、当該個体がS級フィクサーである事実は協会内において公知であるが、大アルカナ十三番目に 該当する事実については、いかなる資料においても意図的に非開示とされている。理由として 以下の説が併存する。

調査の結果、これらは全て事実として確認されている。

人の身で死の真理に過度に接近した者について、生存を保証することはできない。 一般人に対しては、過剰な警戒を促すことが妥当とされる。
性格

当該個体は人間の血が半数程度混入しているためか、他の死の近縁種と比較して 死生観が人間的傾向に近いことが確認されている。死を無差別に希求するような言動は 観測されていない。

個体の認識において、死とは生命循環における最終工程として位置づけられている。理想とする死の 形態は、臨終の際に満足のいく人生であったと総括できるような、家族及び子孫に囲まれた自然な 老衰であるとされる。すべての生命は自然な経過の末に死に至るものであり、この理解に基づき、 個体は生と死の境界に対して肯定的な認識を持つ。

一方で、“不自然”な死及び不老不死に対しては強い嫌悪と拒絶反応を示すことが確認されている。 人類に対して協力的な立場を取ってはいるが、個体自身もまた死を崇拝する存在であるという点には 留意が必要である。
戦闘関連

基礎能力及び異能に関して、特記すべき追加情報は確認されていない。個体がもたらす死は 超常的な力によるものではなく、裏ロンドンにおける実戦経験を通じて習得された純然たる暴力 に起因する。人が最も生命の危機として認識しやすい形態であるため、対峙する者に対して 強い恐怖を与える傾向がある。

虐殺棺具ジェノサイド・コフィンズ

「死神」として戦いに赴く時のみ、グリムが取り扱う特殊異産群。計8つの薄い棺桶のような自律機動翼を 鎖で繋いだような本体の内部には、棺ごとに別種の異産が納められている。

各武具は裏ロンドン時代から愛用していたエネミーの欠片や異産をそのまま転用している為、 常人が携行及び過度に使用し過ぎると裏ロンドンのような敵性異能粒子汚染現象を曝露する。 加えて、いずれも現代考古学及び異能の力を以てしても解読不能な文字が記されている。唯一グリムのみが その文を読み解く事が出来るようだが…それが死の近縁種だからなのかは不明。解読した文字にも特段 意味がある訳では無いようだ。
常用
〜死は、最も普遍的な友人である〜
畏怖と権威に頂く処断の刃。刺突攻撃を放棄した幅広の刀身は、敵対する者のみに 作用する重みと斬れ味にて死を齎す。この武装のみ、他の虐殺棺具とは異なり平時も棺の外で保管している 普段使い用装備である。
〜死後の世界などない〜
敵を異能粒子ごと吸い込む孔。この武装自体に直接的な殺傷性は存在しないが、 その分妨害性能に特化している。
〜死せ。それが命のあるべき姿〜
骨で組まれた二丁の拳銃。鉄よりも耐熱性の高い骸骨で構成された砲身は、 高熱を吐いて完全なる死へと導く。
〜人智を超えた究極の神秘、それこそが死〜
観るものに幻聴を呼び起こす振り子。伸ばしてムチのように振るったり、敵の 拘束にも活用できるが…警戒して直視し続ければより精神を掻き乱されるだろう。
〜死の帳が、新たな世界の始まりを告げる〜
TTT機構にて他の棺の力を引き出す古時計。バフの種類は重量強化、脚力強化、 斬性強化の三つ。ただし同時使用機構は備えていない。
〜死者の尊厳は、新たな生者へと委ねられる〜
内蔵された数枚の盾を展開・飛翔させる。盾は非常に堅牢だが、受けた衝撃と ダメージは全て所有者のグリムにフィードバックされる。己を削ってでも他人を守る博愛の防壁。
〜殻は破られた。ゆえに人は死を紡ぐ〜
自律的に転がるタマゴ型の爆弾。起爆スイッチは外殻の破壊。威力は低いが、 爆発後は何事も無かったかのように外殻を復元し即時再利用が可能。
〜旧き愚者、等しく死すべし〜
死神の代名詞たる紫の大鎌。切断部位とその周辺の異能粒子に干渉し、 非活性化させることでその出力を削りながら敵を死へと誘う。
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