対象はロンドンのフィクサー協会に所属し、フィクサー・葬儀屋・探偵の三つの肩書を 兼ねる。対象が設立し事務所長を務める葬送事務所は死に関する専門知識を有し、 エネミーの出現以降増加傾向にある人間の怪死事件を主たる取扱案件とする。同事務所は 不可解な死の全てを人知の及ぶ範囲の死へと還元することを活動目的として掲げている。
なお、同事務所は「名も無き葬儀屋」の名義で葬儀業も兼営しており、対象自身も棺師 として一定の知名度を有することが業界内で確認されている。
面談および行動観察に基づく所見は以下の通り記録される。第一印象は、独特の言い回しと 振る舞いにより、神秘的かつ捉えどころのない人物という評価に偏りやすい。しかしこれは 短時間の接触に限られた傾向であり、継続的な観察によれば対象の思考様式は直情的で、 判断における詰めの甘さも散見される。単独行動時には対応力の低下が認められ、 補助者の同行が実務上望ましいとされる。
以下の文書は協会における準A級機密事項です。
改ざん・無断アクセス等の行為は規約第17条により重大な違反行為とみなされます。
事務所を抱える上位フィクサーだけあって、その戦闘能力は圧倒的。並外れた身体能力と 体術、高い戦闘IQを駆使して数多くの異能犯罪者や敵対エネミーを鎮圧してきた実績を持つ。
戦闘時に愛用する儀礼用片手剣の異産。切っ先の潰れた幅広の刀身には自重感覚軽減 の効果があり、彼女は軽々と振り回してのける。
胸に付けている赤い宝石。簡易結界を発動する為の装置であり、 グリムの第二の生命線。非使用時に少しずつ空気中の異能粒子を溜め込んで発動用の エネルギーにする仕組みのため、粒子切れを起こすと中和策への対抗手段を一切失う。
