全生命の敵、されど産みの親でもある。
概要
旧文明(実在は未確認で、当会内でも神話の領域として扱う説が有力)が、死という未知の恐怖を「討伐可能な対象」へ引き下げるために作り上げたとされる偶像。信仰心という感情由来の粒子を集め、そこに力を与えたことで誕生したと伝わる。
記録によって容姿は大きく分かれており、赤子を抱いた母の姿として描かれる場合と、名状しがたい怪物として描かれる場合の二系統が現存している。どちらも同一の資料体系「異界録 第十三節」に属するとされる。
誕生の経緯
計画を主導した人物が、誕生後まもなく原因不明の死を遂げたことをきっかけに、この存在と、そこから生まれたとされる力の管理権限を巡る対立が発生。信仰を掲げる勢力、力を軍事転用する勢力、克服そのものを目指す勢力の三つ巴に発展したという。
いずれの勢力も次第に制御を失い、争いの過程で生み出された副産物そのものによって、旧文明は記録ごと失われたとされる。この対立の顛末が「母なる死」の名を最も色濃く現代に残す資料となっている。
当会の見解
現存する実体の目撃例は一件もなく、「本当に存在したのか」「後世の創作が資料化しただけなのか」の判断は当会内でもついていない。ただし、そこから分岐したとされる関連設定(影響を受けた人物・組織・眷属など)についての報告は、今も散発的に寄せられている。
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